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【システムエンジニア向け】|話し出しの「あっ」って一言。もうやめよう、それ不利だよ。

 

話しかけられて何かを聞かれた時、返答の一言目に、

あっ..

と言ってしまうことありませんか?

事あるごとに意識せずに言ってしまっていませんか?

 

この出だしの、「あっ..」という一言は、日常生活であれば特に気にならないのかもしれませんが、ビジネスの場では非常に目立ちます。悪い意味で。

はっきり言いましょう。

その一言、あなたにとって不利です。

「あっ」と言ってしまう人

きっとこの記事を読んでいる方は、自覚がある、もしくは周りにそういう方がいるのではないでしょうか。

とっさに話しかけられて、不意に、もしくは”たまに”出てしまうのであれば、それは仕方がないでしょう。

ただ、話しかけられるたびに毎回この一言が出てしまう、これから自分に話しかけられるな…と、ある程度予想できている状況でも、いざ話しかけれると「あっ」と出てしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。

例えば、以下のような状況です。

シチュエーション①:職場で上司と自身とのやりとり。

上司:そういえば、この前君にお願いされた件の期限って、水曜日までだったっけ?

わたし:あっ..そうですね。

 

シチュエーション②

カフェで注文するために並んでいる時に、前の人の注文が終わって次は自分の番…

店員:店内でお召し上がりですか?

わたし:あっ..はい。

 

確かに言われたら、普段使ってしまっているかも。と心当たりのある方。

それが何?なにか問題でもあるの?とお思いの方。

その一言、あなたにとって不利です。損してますよ。

なぜ「あっ」という一言は不利なのか

ずばり、自信がないように見えるからです。

イメージしてみてください。

誰かに話しかけた時に、相手の一言目が「あっ..」だった場合、どう思います?

なんだか頼りないな」って思いませんか?

人によってはなんか話しかけてしまって申し訳ないなと思い、会話を続けていいのか内心困惑する人もいるでしょう。

また、自身では気づいていないかもしれませんが、表情や態度におどおどとした様子が出てしまっています。

もちろん、この「あっ」という一言ですべてが決まるわけではありませんし、その人自身を否定したいわけではありません。

ただ、その人が優秀で、物事を広く深く考えていたとしても、「あっ」という一言で、

なんだかこの人頼りないな、他の人にお願いしたほうがいいのかもしれない

と相手に思わせてしまったら重要なチャンスを逃すことになりかねません。

与えてしまった悪い印象を、いい印象へ変えるには時間がかかります。

なぜ「あっ」という一言が出てしまうのか

人それぞれ理由や、もしくは言い分があると思います。

  • 話し出しが詰まってしまいやすいから、「あっ」という一言をアクセントにしている
  • 話し出す際の声のボリュームが調節が難しいから、「あっ」という一言で調整している

 

言いたいことはすごくわかります。

しかし、自分の評価をしてくれるのはあくまで周りの人、つまり他人なのです。

おそらく他人からは既に書いた通り、あまりいい評価は得られないでしょう。

自分の信念やポリシーを貫くことはとても大切なことです。

ただ、その癖って、あなたが努力してまで貫く信念やポリシーですか?

「あっ」という一言をなくす方法

以下の①、②をこの順番で、繰り返し続けてみてください。

「あっ」という一言が出ないように”直り”ます。

①「あっ」と言ってしまっていることを意識する

まずは意識することです。

自身が「あっ」という一言を、話しかけられる度に言ってしまっていることをまずは意識しましょう。
始めのうちは意識するのは難しいと思いますが、意識し続けることで、徐々に「あっ、て今言っちゃったな」と気づけるようになるでしょう。

意識することが続けられるようになると、ある時期から自身に対して苦笑いするようになると思います。
「また言っちゃったよ…」って。

こう思えればバッチリです。

②話し始める前にワンテンポ置く

次にやること(とっても最後ですが)、それは「話し始める前にワンテンポ置く」です。

「あっ」という一言を言わないようにするコツは、話しかけられてから間髪入れずに話し出そうとするのではなく、ワンテンポ置いてから話し出しだすことです。

話しかけられてから、一回鼻から息を吸って吐いて、それから話し出すイメージです。

 

「あっ」と一言目に言ってしまう人は、まず何か言わなきゃ!と潜在的に思ってしまっていませんか?

これを直します。

 

イメージ通りに「一回鼻から息を吸って吐いて、それから話し出す」ことを行った場合、初めのうちは変な間が空いてしまって違和感を感じるかもしれません。

ただ、徐々に意識せずにこのワンテンポ置くことが出来るようになり、さらにワンテンポ置くのに要する時間が短くなっていくと思うので大丈夫です。

 

おそらくすぐには直らないでしょう。

もちろん人によりけりだと思いますが、意識せずに毎日続けてきたことはそう簡単に直るものではないです。

ただ、継続すれば必ず直ると思います。

毎日ほんの少しだけでもいいのです。

「あっ」と言ってしまうことを意識して、ワンテンポ置いてから話し出す

これを継続してみてください。

部下や生徒の癖を直したい、という立場の方へ

周りに「あっ」という一言を言ってしまう人がいて、それを直したい場合は、根気強く毎回指摘してあげましょう。

OJT担当者や、上司、先生方が、生徒や部下に対して、という状況ですね。
ただし、指摘を始める前に指摘する背景や理由をまず説明してあげることが大切です。

「あっ」という一言が出てしまうのは、ある意味その人の特徴であり、そのひと”自身”のことなので、目的や説明を省いて突然指摘を始めると、本人は自分自身を否定されているように感じてしまいかねません。

さいごに一言:私自身のこと

偉そうなことをたくさん書きましたが私がこの記事を書いた理由は、以前に私自身がこの「あっ」という一言は乱用し、損をしてきたからです。

職場の先輩にもたくさんご指摘頂きましたが、当時の私は、

これは私のただの癖なのだから仕方がない。否定しないでくれ。

ぐらいに、非常に身勝手なことを思っていました。

ただ、そんな身勝手な考えを改める機会は割と早めにやって来ました。

先輩に指摘され、「あっ」という一言について意識し始めると(先輩の指摘うるさいなあ、という感じでしたが)、すぐに“ある人”が見つかるのです。そう、同じ癖をもつ人が。

そしてその人に対して思うのです。

うわぁ。めっちゃ頼りない。仕事はできるのにもったいない。

 

それから必死で私自身この癖を直すように心がけ、行動しました。

やはり初めはうまくいきませんでしたが、何度も繰り返すことで体が慣れてくるものです。

今では、意識して「あっ」という一言を言わないようにするだけでなく、相手に対して頼り思わせる、安心感を与える一言目は何か、といったことまでシチュエーションに応じて瞬時に考え、発することが出来るようになりました。

今回書いたことはあくまで少しの例でしかありませんが、悩んでいる方、就活やビジネスの場で参考になればうれしいです。