コロナ禍の影響で映画館に行きづらい日々が続いていますよね。
自宅で映画を楽しむ方法の一つに「NETFLIX」があります。
このホームページでは、「私が観て、あなたにお勧めしたいと思った映画」を紹介します。
今回ご紹介する映画は『オールド・ガード』です。
- おすすめ度:★★★★☆
- 不死身の傭兵が主人公。その肉体に目を付け、捕えようとする者と戦う話
- 主人公の一人を演じるのは、シャーリーズ・セロン
- 銃撃戦が多く痛いシーンがあるので、恋人と観るのはおススメしない
- NETFLIXの限定公開映画
『オールド・ガード』のあらすじ
本作『オールド・ガード』は、不死身の肉体を持つ主人公たちが、その肉体の特殊性に目を付けて利益を得ようとする者たちから追われながらも戦う、といったお話。
不死身の肉体
主人公のアンディ(シャーリーズ・セロン)は不死身の肉体を持ち、もう何百年も生き長らえている。
ナイフで刺されてもすぐに傷口はふさがり、銃弾を体に何十発撃ち込まれても数分で起き上がり、頭を撃ち抜かれても生き返る。
また、不老であり歳を取らない。
彼女と同じ不老不死のブッガー、ニッキー、ジョーの3人とは家族を超えた絆で結ばれており、数百年間行動を共にしてきた。
4人は不老不死という特殊な身体・能力を活かして、歴史の裏舞台で、時代に応じて戦士、兵士、傭兵として人々を救ってきた。
ただ、その身体・能力の特異性と希少性から、世間からは身を隠して生きる必要があった。
不死身の肉体を研究して利益を得ようとする者
時は現代。
ある日、南スーダンで誘拐された少女たちを救出してほしいという依頼話がアンディ達に持ちかけられる。
アンディ達は救出に向かうものの、捕らえられていると言われていた場所には少女達の姿はなく、代わりに待ち伏せしていた兵士達に銃弾を浴びせられアンディ達は死んでしまう。
程なくしてアンディ達は生き返り、自分たちを一度殺した兵士達を倒すことには成功するが、同時に救出の依頼は嘘で自分たちの不死身の肉体に目をつけた者の罠だと気づく。
この日からアンディたちは、不死身の能力に目を付け、薬品に転用し利益を得ようとする者から追われる身となる。
『オールド・ガード』を観た感想
ストーリーから映像までよく作りこまれていて、おもしろい映画でした。
不死身の傭兵というストーリー設定と、銃撃戦が見どころです。
主人公のアンディは、男顔負けの”強い女性”であり、観ていて純粋にかっこいいと思えるキャラクターです。
戦う強い女性主人公の映画を観たいのであればお勧めしたい一本です。
また、アンディ以外の主人公らもそれぞれキャラクターが立っており、それぞれの性格や言動に着目して観るのも面白いです。
数百年を共にする中ではぐくまれた、仲間や家族、恋人とはまた違った絆で結ばれた信頼と関係性を感じるシーンもあり、激しい銃撃戦とのメリハリがついているように感じました。
観て損はない映画だと思います。
「不老不死であるが故の悩み」が映画に深みを持たせている
数百年にわたって、文字通り身を犠牲にして人々を救ってきたにもかかわらず、いまだに無くならない戦争、紛争、人身売買といった実情に、自分たちがやってきたことに意味はあったのかという不安。
そして、不死身で歳も取らないことから、愛した人や家族は、必ず自分より先に死んでいくという、あがらうことのできない運命。
こういった葛藤が要所要所で組み込まれており、「不死身の傭兵が銃撃戦を繰り広げる」という話に、二段も三段も深みを持たせています。
恋人・気になる人と一緒に観るのはおススメしない
ストーリー自体は面白いのですが、恋人や気になる人と一緒に観るのはおススメしません。
本作は銃撃戦が多く、また銃撃戦が見どころの一つでもあります。
その都度たくさんの人を殺す、人が死ぬシーンが多いことがおススメできない理由です。
行き過ぎたグロ・エグいシーンはありませんが、やはり多くの人が銃撃戦で死んだり、不死身で生き返るとしても体中に銃弾を撃ち込まれるシーンは、いい雰囲気を作ってはくれないでしょう…
こういった理由から、恋人や気になる女性と観る映画としてはおススメできません。