リップルと仮想通貨

【仮想通貨:XRP(Ripple)】国際送金の仕組みを大きく変える『新しい金融システム』

 

国際送金の仕組みが大きく変わろうとしています。

国際送金を身近に感じる方はどれくらいいらっしゃるのでしょうか。

海外に住んでいる家族を持つ方や、海外事業に携わっている方、金融機関等で海外送金に関する仕事に携わっている方には身近なものかもしれませんが、一般の多くの方には身近なものではないかもしれません。

ただ、国際送金は年間66兆円以上(世界銀行試算)あり、国境を跨いだお金のやり取りは実は非常に規模が大きく、また利用者も多いのです。

この「国際送金」の仕組みが今大きく変わろうとしています。

この新しい国際送金の仕組みの中核をなすものが、『リップル(Ripple)と『仮想通貨:XRP』です。

仮想通貨取引の経験がある方は身近な言葉だと思いますが、仮想通貨以外の分野でも最近この『リップル』という単語を聞く機会が増えてきました。

今回はリップル(Ripple)と、仮想通貨XRPについて詳しく解説します。

仮想通貨『XRP』とは

XRP』は「送金」と「決済」に特化した仮想通貨です。

2019/3月時点で、ビットコインに次ぐ時価総額を誇るアルトコインです。

通貨名 XRP (エックス アール ピー)
発行上限 100,000,000,000 (1,000億枚)
最小単位 0.000001XRP ( = 1drop) ※100万drop  = 1XRP
発行年月日 2013/12/22
追加発行 追加発行なし (発行上限1,000億枚が既に発行済)
承認方法 Consensus (XRP Consensus、XRP LCP)

仮想通貨『XRP』の特徴

XRPの特徴
  1. 送金スピードが速い
  2. 送金手数料が安い
  3. 処理能力が高い

①送金スピードが速い

『XRP』は約3秒で送金を完了させることができます。

決済利用を目的とした仮想通貨は、送金スピードの速さは特に重要です。

ビットコインの場合は送金に約66分かかることからも、『XRP』の送金スピードの速さは歴然です。

仮想通貨の送金や、仮想通貨を用いた決済において考慮すべきことの一つに価格変動があります。

「送金」から「着金」までの時間が長くなるほど、その仮想通貨に起こる価格変動の影響を受ける可能性が高くなります。

例えば、ビットコインを送金する場合、送金時点では1BTC = 50万円だったものが、送金に1時間を要し、その間に2万円下落したとしましょう。

この場合、本来受け手は、1BTC = 50万円分を受け取るはずが、48万円分しか受け取れないことになります。

②送金手数料が安い

『XRP』の送金手数料は0.0004ドルです。

日本円にして1円以下(0.04円程度)であることからも、送金手数料の安さがわかります。

③処理能力が高い

『XRP』は1秒間に1,500以上の取引を処理することができます。

XRP Ledgerとは

XRP Ledgerとは、XRPの台帳であり、すべてのXRPの取引がこの台帳上で行われます。

XRPの発行者

『XRP』の発行者は、Ripple社の創業メンバーである以下の3人です。

  • Arthur Britto(アーサー・ブリット)
  • David Schwartz(デビッド・シュワルツ)
  • Jed McCaleb(ジェド・マケーレブ)

Ripple社が創業する前に『XRP』は誕生し、その後Ripple社に寄贈されています。

よって、XRPの発行者はRipple社ではありません。

『リップル(Ripple)』と『XRP』の違い

仮想通貨の話題で出る『リップル』は『XRP』を指すことが多いです。

ただし、厳密にいうと『リップル(Ripple)』と『XRP』は別物です。

『XRP』は「XRP Ledger」上に存在するデジタル資産(仮想通貨)の名称です。

一方で、「リップル(Ripple)」は会社名で、決済システムの開発、提供を行っています。

リップル(Ripple)』社とは

リップル(Ripple)社は、金融機関が利用する決済システムを開発、提供する会社です。

価値のインターネット(IoV:Internet of value)を実現させるべく、現在は確実で迅速な海外送金を行う仕組みの構築やシステムの開発を行っています。

RippleNet ~新しい国際送金システム~

RippleNetとは、リップル社が構想、開発した次世代の国際送金の仕組み・システムです。

各金融機関は、このRippleNetに接続することで、迅速かつ確実な送金を行うことができるようになります。

RippleNetを支える3つの金融システム

RippleNetを構成するシステムはいくつかありますが、中でも次の3つのシステムが重要な位置付けて開発されています。

  • xCurrent
  • xRapid
  • XVia

200社以上の顧客

リップル社は200社以上の顧客を持っています。

国内でいえば「MUFG(三菱UFJファイナンシャル・グループ)」「みずほ銀行」「SBI Remit」といった大手金融機関、海外では「アメリカン・エクスプレス」「MoneyGram」といったコチラも有名な金融機関が並びます。

最後に一言

今後も海外送金の仕組みは、ripple社の製品と仮想通貨『XRP』を用いることで急速に変わっていくことでしょう。

海外送金を頻繁に行う機会は少ないかもしれませんが、海外送金のコストが下がることで私たちの生活に変化が起こることも考えられます。

今後のripple社と仮想通貨『XRP』の動向を見守っていきましょう。